転換期

🌎 世界の金融システムに迫る変化と、銀(シルバー)の行方

近年、世界の金融システムは大きな転換期を迎えつつあります。

ドルの基軸通貨としてのの地位が徐々に揺らぎ始め、代わって注目されているのがなどのデジタル通貨です。

これまでステーブルコインは「兌換できる」ことを前提に流通してきましたが、いずれ金や銀などの実物資産と兌換できる新たな通貨システムにシフトしていくのではないか、という見方が強まっています。

⚡ XRPが果たす役割

USDT(Tether)や USDC(Circle)などステーブルコインの課題のひとつは、ブロックチェーン間でのスムーズな交換が難しいことです。

ここで注目されるのがXRPです。

XRPはブリッジ通貨(仲介通貨)として高速かつ低コストでの送金・交換が可能

将来的には、ステーブルコイン同士や法定通貨との国際決済をXRPが仲介する形で金融インフラ化する可能性がある

金や銀を裏付けとするデジタル通貨の流通でも、XRPが橋渡し役として活用されるシナリオが考えられる

⚠ 銀の在庫が逼迫?供給不足が鮮明に

世界の銀市場では、ここ数年構造的な供給不足が続いています。

2024年の銀の鉱山生産量は 約8.2億オンス

スクラップからの再生供給は 約1.9億オンス

総需要は 約11.6億オンス

年間の需給ギャップは 約1.5億オンス

💰 ステーブルコインと貴金属の融合の可能性

現在のステーブルコインは法定通貨に裏付けられていますが、今後は金や銀などの実物資産を裏付けとする「貴金属ステーブルコイン」が主流になる可能性があります。

法定通貨はインフレや信用不安の影響を受けやすい

金や銀は有限で、長期的な価値保存手段として信頼性が高い

この場合も、XRPが交換・仲介のハブとして機能することで、実際の国際決済に応用されやすくなると考えられます。

📈 今後起こりうるシナリオ

銀価格の急上昇

銀を裏付けとしたデジタル通貨・ステーブルコインの登場

XRPによるステーブルコイン交換・国際送金インフラの整備

従来の銀行システムやドルベース決済からの段階的移行

つまり、金融システムが「兌換紙幣 → 貴金属デジタル通貨」へとシフトし、XRPがその仲介役を果たす未来も十分に想定されます。その際のプラットフォームはXでしょうね?


イーロン・マスク氏は、Xを「何でもできるスーパーアプリ」にしようとしており、送金や銀行機能の導入を計画中です。もしStarlink(衛星インターネット)と連携すれば、世界中どこでも金融アクセスを提供できる可能性があり、これは発展途上国や無銀行地域にとって革命的です。

📝 まとめ

銀の供給不足が深刻化している

ステーブルコインの台頭とともに、金銀裏付け型のデジタル通貨が登場する可能性

XRPはステーブルコイン交換・国際送金の仲介役として注目

銀在庫逼迫とデジタル通貨の普及で、金融システムは大きな変化を迎えるかもしれない

「銀」と「XRP」が結びつく未来の金融システムに、今から注目しておく価値があります。

💵 ステーブルコイン事業者の収益急増

主要なステーブルコイン発行者は次の通りです!

Tether(発行:USDT)

Circle(発行:USDC)

これら企業は、発行したステーブルコインの裏付けとして保有する米ドル資産(国債・現金等)から得る利子収入が主な収益源です。

たとえばTetherは2024年に四半期あたり約28億ドル(約4,000億円超)の利益を記録したと報じられています。

これは、伝統的な巨大資産運用会社であるブラックロック(年間純利益約50〜60億ドル)に匹敵、あるいは一時的に上回る水準です。

つまり「ステーブルコイン発行だけで巨大金融機関並みの利益を上げている」というのは事実で、非常に注目されています。

田中 英数ゼミ

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