英検とTOEIC

まとめてみたので参考にしてみてね？

英検2級を取得しているのに、TOEICで400点ということは、TOEIC特有の形式やスキルにまだ十分慣れていない可能性があります。英検2級は、日常会話や基本的な英語力を測る試験ですが、TOEICはビジネス英語に焦点を当て、リスニングとリーディングがメインなので、その違いに戸惑うことも多いです。

英検とTOEICの学習方法の違いは、試験の目的や内容、スキルの測定方法によって異なります。それぞれに特化した学習方法が効果的です。

1. 試験の目的と内容の違い

英検

英検（実用英語技能検定）は、日本国内での英語力を総合的に測る試験です。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能が評価されます。学年や年齢に応じて受験できるレベルがあり、特に小中高生の間でよく受験されます。

TOEIC

TOEIC（Test of English for International Communication）は、主にビジネスシーンでの英語力を測定する試験で、特にリスニングとリーディングのスキルが重視されます。英検と異なり、ライティングやスピーキングの試験は別に行われ、総合的な英語力よりも、実務での英語の使用に焦点を当てています。

2. 学習方法の違い

英検向け学習

リーディング：教科書的な文章や物語文、新聞記事、エッセイなど多様なジャンルから出題されるため、幅広い内容に触れることが大切です。単語帳や問題集を活用して、文法や語彙を強化しながら、長文読解に慣れていきます。

リスニング：日常会話やスピーチなど、様々なシチュエーションでの音声を聞き取る練習が重要です。過去問や模擬試験を使って、幅広い音声に触れることが効果的です。

ライティング：エッセイを書く練習が必要です。論理的に意見をまとめ、文法や語彙を正確に使うことが求められます。過去問やサンプルエッセイを参考にしながら、テーマに対する自分の意見を書く練習を重ねることが大切です。

スピーキング：試験官との対話形式で行われるため、即座に答えられるように、話す練習が必要です。特に、自分の意見を表現する練習が役立ちます。練習の際には、英検用の模擬試験や友達との対話練習が有効です。

TOEIC向け学習

リーディング：ビジネス文書やメール、報告書など、ビジネスシーンに特化した文章が多く出題されます。TOEIC用の問題集や公式教材を使用して、速読力を養い、実務的な語彙に慣れることが大切です。

リスニング：TOEICはビジネス英語が多く、電話会議やプレゼンテーション、オフィスでの会話を中心にリスニングの問題が出ます。日常的な英語に加えて、ビジネスシーンでよく使われる表現やフレーズに慣れることが重要です。

スピーキング・ライティング（別試験として実施）：TOEICのスピーキング・ライティングテストでは、メールの返信やビジネスシーンでの即座な対応が求められます。特にビジネスの表現や言い回し、明確なコミュニケーションスキルを養うことが求められます。

3.TOEICに特化した学習方法

TOEICはビジネスシーンでの英語運用能力を測定する試験なので、効率的にスコアを上げるために、試験形式に慣れることやビジネス関連の語彙を重点的に学ぶことが重要です。以下の学習方法が効果的です。

〇公式問題集で試験形式に慣れる

TOEICでは問題形式に慣れていることがスコア向上に直結します。TOEIC公式問題集や模擬試験を繰り返し解き、各セクションの形式に慣れておくことが大切です。特にリスニングパートとリーディングパートの時間配分や解き方を練習することが重要です。

〇リスニング対策

TOEICのリスニングは全体のスコアの半分を占めるため、リスニングスキルの強化が非常に重要です。

シャドーイング：ネイティブスピーカーの音声に続けて話す練習法です。TOEIC公式音声やビジネス英語のポッドキャストなどを使い、スピードと発音の両方に慣れましょう。

音声を聞く回数を増やす：通勤や通学の時間に英語の音声を聞き流すだけでも、リスニング力が向上します。特にビジネス関連の会話や会議、プレゼンテーションなどの音声素材が役立ちます。

公式リスニング問題を解く：公式問題集のリスニングパートを繰り返し解き、慣れることが最も効果的です。

〇リーディング対策

TOEICのリーディングパートは、時間管理が重要です。速読力を高め、時間内に全ての問題を解けるように訓練しましょう。

多読と精読を使い分ける：多読（たくさん読む）と精読（じっくり読む）を組み合わせることで、幅広い語彙に触れながら、文法や文の構造を深く理解できます。ビジネス関連の記事やTOEIC用の教材を使うのがおすすめです。

文法問題を集中的に練習：TOEICの文法問題（Part 5と6）は解答に時間がかかりやすいので、パターンをつかむために集中的に練習することが有効です。文法書や問題集を活用し、短い時間で解答する練習を繰り返しましょう。

タイムマネジメント：リーディングパートは時間内に全ての問題を解き終えることが大切です。公式問題集を使って時間を測りながら練習し、速読力を高めましょう。

〇ビジネス英語の語彙を強化する

TOEICでは、ビジネス関連の単語やフレーズが頻出します。これに対応するため、ビジネス英語の単語帳やTOEIC用の語彙問題集を活用して、特にオフィスや会議、メールで使われる表現に慣れておきましょう。

また悩みあれば連絡してね～。